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こんにちは、ガジェットと家電のレビューブログ「ガジェルバ」の運営者イツキ(@saigalog)です。
私は2022年に脱サラして、現在はフリーランスになり専業ブロガーとして活動しています。
今回「A8メディアオブザイヤー2022」のガジェット・回線・サーバー・スマホ部門において4位入賞できました。
本記事ではA8メディアオブ・ザ・イヤー2022の受賞ブログを、4位入賞したガジェットブロガーが徹底分析してわかった共通点や、その中でも特に気になったブログを3つ紹介していきます。
この記事の内容はYouTubeを始めとした複数のサービスで音声配信しています。

文字を読むのがしんどい…という方はお好きなサービスで流し聴きがおすすめです!
「A8メディアオブザイヤー2022」とは、大手ASP「A8.net」が毎年開催しているメディアアワードです。

応募期間は
2022年11月4日(金)~2022年12月19日(月)
でした。
対象メディアは
- サイト(ブログ)
- YouTube
となります。
結果発表は
2023年2月15日(水)
に行われました。
「A8メディアオブザイヤー」は無料で応募することができます。
また「A8の案件をそんなにやっていないんだけど…」という方でも問題ありません。
現に今回もSNSを中心にそういった声が見られましたが、普通に応募して受賞している方が多くいました。

恥ずかしながら私のブログもA8案件そこまで多くはないのですが…4位入賞できました。
「A8メディアオブザイヤー2022」で受賞するメリットには以下のようなものがあります。
- 賞金、賞状、ノベルティをもらえる
A8.netが公表している受賞者特典 - 権威性獲得
実際にこれを肩書に記載しているブロガーも多数 - 被リンク獲得
大手ASPの公式サイトにリンクを貼られる効果は大きい - モチベーションアップ
単純に嬉しく、今後のブログ運営を前向きに頑張る力になる

入賞自体がもちろん嬉しいことですが、「やったー」と喜んで終わるのはもったいないと考えます。
入賞した人も入賞できなかった人も、大事なのはその次。
つまり、“入賞者のブログを研究する”ということです。
A8.netといえば、東証プライム上場企業「株式会社ファンコミュニケーションズ」が運営しているASPです。
アフィリエイト業界最大手の企業の社員の方は、いわばプロ中のプロ。
そんな人たちが「このブログは優れたブログですよ」と厳選してくれているわけですから、こんなに良い機会を逃す手はないですよね。
平たく言えば、受賞できるブログを研究してそのテクニックを学べば自分も稼いだりこういった賞で結果を出せる、ということになります。
A8.netが公表している審査基準
A8.netが公表している審査基準を、おさらいとしてこちらにも掲載しておきます。

- サイト・ブログや投稿のテーマが明確か
- A8.netの広告が掲載されているか
- 読者にとって有益な情報を載せているか
- 写真・画像が分かりやすく使われているか
- 広告が工夫して掲載されているか
- オリジナリティ・個性が出せているか
※コピーサイトやコピーコンテンツはNG - 更新性があるか

「A8メディアオブザイヤー2022」で受賞したサイトの内訳は以下のようになっています。
- 総合賞:4サイト(1~3位、新人賞)
- 各部門賞:10部門 × 5サイト(1~5位)
- 非公開:3サイト
合計51サイト(正確には自分のブログを抜いて50サイト)を、徹底分析してわかった共通点を9つ紹介します。
1.デザインが優れている

どれ一つとして読みにくい、見づらいブログがありませんでした。
特にオリジナルのイラストが使われていたり、そのどれもが可愛く個性的なのが印象的でした。
特にデザインが整っているブログは「どこかの企業の公式サイト?」と思わせるほどのクオリティです。
2.WordPressテーマ

私たちが使っているテーマは「SANGO」で、このテーマを使っているブログは他に4つ(計5つ)ありました。
価格は¥14,800(税込)です。
もう使い始めて3年になり、とても慣れており機能も多く使い勝手がよいためこれからも使い続けるつもりです。

今回の「A8メディアオブザイヤー2022」で特に印象的だったのが、この「SWELL」というテーマではないでしょうか。
なんと51サイト中31サイトがこの「SWELL」を使っていました。
この数字だけでも勢いの凄まじさを感じ取ることができると思います。
価格は¥17,600(税込)と有料テーマの中でも最高レベルに高額ですが、本気でブログで稼ぎたいと考えるなら現時点ではこのテーマ一択だと感じています。
ただWordPressテーマのトレンドは移り変わりがとても早いので、5年後に「SWELL」が今と同じくらい勢いがあるかはまったく予想がつきません。
他のテーマが流行っている可能性も全然あるので、そのあたりはあらかじめ頭に入れておいたほうがよいでしょう。

後からテーマ変更するのは本当に大変なので、選ぶときは慎重に。
3.テーマが絞られている

このテーマというのはWordPressテーマではなく、ジャンルのことを指します。
複数のジャンルを扱っている雑記ブログはやはり少なく、ほとんどが特化ブログでした。
私が今回全ブログをチェックするにあたって、一番最初に思うのが「このブログの趣旨はなんだろう」ということだったので、読者の方もみんな同じように思うということですね。
雑記ブログがダメというわけではありませんが、ブログで稼いだりこういった賞で結果を出したいという目的があるなら特化ブログのほうが効率的だと感じています。
4.読者が読みたい記事を探しやすい工夫

これは複数のブログを見ていて強く感じたことの1つです。
ブログを開いて最初に目にする場所に、検索ボックスが配置されていたり、カテゴリのリンクが並んでいて選びやすく読者の望みを叶える工夫がされているブログがとても多いなと感じました。
A8スタッフコメントでもこの点に触れていることが多かったので、ブログの構成において重要なポイントであるということがわかります。
私もこの点をもっと重視してトップページを作り直そうと考えています。
5.文字ばっかりにしない

これは基本的なテクニックではありますが、慣れないとなかなか難しいことです。
書きたいこと、言いたいことが多いのは良いことですが、それゆえにとにかく文章が並んでしまうというのは特に初心者の頃にありがちです。
長くても2~3文書いたら、画像や表、リストを使ったりして読者がサクサクと読める工夫をしましょう。
今回見たほぼすべてのブログはこの点ができていたので、さすが入賞するだけのことはあるなと感じました。
6.内部リンクのうまさ

地味な点ですが、とても重要なポイントです。
1つの記事ですべてのことを書かず、ちゃんと役割を持たせてブログ全体を構成できていることの証です。
これができるかできないかでブログ内の回遊率が変わり、PVというわかりやすい数字にも反映されます。
闇雲にリンクを貼るのではなく、明確な目的や意味を持って設置することが大切です。
7.権威性のアピール

ブログや記事の中で、筆者や運営者がどういう人物かという説明をしているところが多いですが、そのブログの内容に関係する肩書をしっかりとアピールしていました。
わかりやすい例を出すと「お肉屋さんジョニーBLOG」という現役肉屋さんが運営しているお取り寄せお肉の特化ブログ。
お取り寄せでお肉を頼もうかな、と思ったらこのブログを見てみようという気になりますよね。

なにせ信頼感が違います。
そのようにブログを始めるとき自分な好きなことをテーマにしてる人が多いと思うので、これまでの人生を振り返ってなにか売りにできることを探してアピールするのが大事です。
無理矢理でもいいので、とにかくアピールしましょう。
もし自分にはアピールポイントがまったくない、というのであれば資格を取るなりして作ってしまうのも一つの手です。
8.ふるさと納税を活用している

いろんなブログで多く見られたのが、ふるさと納税を商材として紹介しているケースです。
ふるさと納税と言えば最近では節約やマネーリテラシーが少しでもある人は、ほぼ必須級に取り組んでいることなのでブログで扱っているテーマによってはそういう意識の読者と相性がいいと思われます。
ふるさと納税を使って返礼品をもらうこと自体がそもそもリスクがないものなので、普通の買い物よりお金を出すことへの心理的なハードルが低いことが考えられます。
9.YES・NOチャートの使用

YES・NOチャートというのは名前のとおり“はい・いいえ”で答えられる設問があり、それに回答していくと自ずとその人にとって必要な情報が手に入るといった仕組みです。
今回見たブログの中でも、これを導入しているところが複数見受けられました。
私の場合はガジェットブログなので、例えば「あなたにピッタリなモバイルバッテリー」というお題を設けて、スマホは何を使っていますか、とか週に何回外出しますか、とかそういった設問を用意します。
最終的に「あなたにぴったりなモバイルバッテリーはこれです」と提示してあげてレビュー記事へ誘導する、といった使い方ができそうだなと思いました。
本当に導入するかは検討が必要ですが、実際に真似してみようと思った工夫の1つです。

運営者ご自身も多数の資格をもっているので、説得力があり権威性につながっています。
クラウドワークスでアンケートを行って、その内容を記事にする手法に感心しました。
例えば「Webライター10人のトラブル対応事例」という記事は、リアルな体験談を読めるのでとても説得力があります。
また監修者をつけたプロ目線の記事も高クオリティ。
例えば元保育士のライターを監修者にした記事「保育士資格をとるまでの体験談」は、読んでいてとても参考になりました。
アンケートをとる、監修者をつけるというのは費用や労力がかかるので確かにハードルが高くはありますが、やればそれだけのリターンを得られることは間違いなく、私も今後のブログ運営に活かそうと考えています。

まず言いたいのは、デザインの統一感がずば抜けて素晴らしい、ということ。
正直言って個人ブログというよりは、企業が手掛けるサイトと遜色ないクオリティだと感じています。
具体的には
- 直感的でわかりやすいレーダーチャート
- 見やすい比較表
- 写真の質はもちろん良く、使い方や見せ方がうまい
など、卓越したテクニックが随所に散りばめられています。
また、こちらのサイトでもクラウドワークスやランサーズで集めたアンケートや口コミを掲載しています。

私が今回見た51のブログの中で、ダントツでセンスを感じました!

ターゲットは30代後半~40代ということで、アラフォーの私たち夫婦にまさにドンピシャです。
高齢者便利グッズや、ALSOKやSECOMといった見守りサービスを紹介しており、選ぶテーマが斬新で秀逸だなと感じました。
また、Amazonや楽天といったショッピングサイトの口コミの数や内容を抽出して掲載しています。
私はこれまでTwitterやInstagramの内容を口コミとして記事に掲載することはしていましたが、ショッピングサイトから抽出する方法はやってなかったのでとても参考になりました。
こちらのブログでもクラウドワークスでインタビューして得た情報を掲載しており、今回紹介した3つすべてのブログでこの方法を使っているので、もはや定番の手法なんだと再認識させられました。
本記事では「【4位入賞】A8メディアオブザイヤー2022受賞ブログを専業ブロガーが徹底分析してわかった9つの共通点」について書きました。
入賞したブログは本当に驚くほどキレイで見やすく楽しめ、欲しい情報がわかりやすいというブロガーの耳に痛い「読者ファースト」なブログだらけでした。
今回受賞ブログを研究して得られたテクニックはたくさんありますが、もう一つ得られたことがあります。
それはあらゆるジャンルのブログを知ったことで、これから調べものをしようと思ったときはそのブログを見ようと思えたということ。
記事内でも例に上げましたが、お取り寄せお肉を頼むときは「お肉屋さんジョニーBLOG」を見れば間違いありませんからね。
Googleで検索するもいいですが、この情報ならこのブログ、というのを頭に入れておくとより効率的に調べ物がはかどりそうです。
みなさんもぜひ「A8メディアオブザイヤー2022」の受賞ブログを参考にし、ブログ運営の発展に役立ててみてください。